診療内容

当院の専門分野と特徴

■■ 当院の得意な領域 ■■

多数の方がかかる白内障・緑内障だけでなく、糖尿病網膜症・加齢黄斑変性などの網膜疾患、そのほかの一般眼科疾患も得意とし、特に、入院不要の日帰り手術(白内障・硝子体・翼状片・眼瞼下垂など)や、レーザー治療を専門としています。令和元年より不二門尚大阪大学特任教授の診察が始まり、斜視、弱視、小児眼科、神経眼科も当院の特色となりました。当院ではこのように基幹病院と遜色ない本格的治療を中心にしていますが、一般の眼科のように結膜炎やものもらい(メバチコ)、近視・老眼のメガネ合わせやコンタクトレンズ処方、ドライアイの患者様も多く来院されます。

★ 日帰り手術

手術は全例日帰りで行い、近年の手術件数は、北大阪・北阪神地区の多くの総合病院・公立病院の実績を超えています。詳しくは「手術・研究実績」をご覧ください。
白内障の場合、視力の改善やすっきり感がとても心地よく、「友人から薦められた」、とのことで、ご希望される方が多く来院されます。まことに申し訳ございませんが、手術までに3〜4ヶ月程度をお待ちください。眼科医からの紹介状を持参され、術後に元の先生に戻っていただく方は、特別に待ち期間が短くなります。その他、手術の詳細はご来院いただいたときにご説明いたします。
さらに当院の特徴として、入院不要の「日帰り硝子体手術」をおこなっています。この硝子体手術(黄斑下手術等)を日帰りで行う事は、平成19年に当院が全国でも先駆けとなりましたが、いまだに全国でも行っている施設は少数です。硝子体手術の経験が長く熟練しております当院では、小さな切開ですむ極小切開25G硝子体手術(MIVS)のみを行っています。ただし急いで手術が必要となる網膜剥離の患者様などは、入院治療のほうが予後がよいと思われますので、対応できる適切な病院をご紹介いたします。

★ 硝子体内注射(分子標的療法)

さらに最新の分子標的療法(抗VEGF製剤) を行っています。加齢黄斑変性、各種黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症(眼底出血)、血管新生黄斑症などの方に対しては、自己負担がとても高額となりますが、ラニミズマブ、アイリーア、ベオヴュ、バビースモ、の硝子体内注射治療を行っています。

★ ボトックス注射(眼瞼けいれんなどへ)

不二門阪大特任教授による最新のボトックス注射も行っています。健康保険診療の対象となる眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頸のみに治療をおこなっています。しわ取りなどの美容目的の治療は現在のところ、おこなっておりません。

★ 多焦点眼内レンズ(選定療養)

遠くだけでなく近くも自然に見たい方に朗報です。手術後に老眼鏡が必要なくなるかもしれません。このためには多焦点眼内レンズという特殊な眼内レンズを白内障手術時に使用します。この多焦点眼内レンズをご希望の場合は、診察の際におたずねください。
先進医療として取り扱われていた多焦点眼内レンズ手術は令和2年4月からは先進医療の制度外となり、健康保険に上乗せされるかたちの選定療養の制度下でおこなわれることになりました。
選定療養として認可された多焦点眼内レンズと通常の単焦点眼内レンズとの差額、に追加検査料を合算した追加費用で手術をおこないます。当院では焦点拡張型(テクニスシンフォニー)と3焦点型(アルコン・パンオプティックス)の2種類を採用しており、焦点拡張型レンズは片眼につき19.5万円(強度乱視の場合は25.0万円)、3焦点型レンズは片眼につき30.5万円(強度乱視の場合は36.0万円)が差額として必要になります(乱視用レンズが必要かどうかは医師が判断します)。他に手術当日に健康保険診療の料金が必要となります(片眼18000〜55000円まで)。詳細は手術申し込みと術前説明会の際にお知らせいたします。多焦点眼内レンズの場合の追加費用は、医療費控除として確定申告に利用できますが、高額療養費制度の対象とはなりません。

★ 低濃度アトロピン点眼液(早期近視の進行予防)

最新の知見により、近視進行の抑制に効果があると思われる低濃度アトロピン点眼液(0.01%)による治療を行っています。この濃度のアトロピン点眼液は健康保険診療の対象となりませんので、他の眼科では高額な自己負担をお願いしていることも多く、また、マイオピンなどの外国製品を販売している場合もありますが、当院に定期検査に来院できる方のみに無料で処方いたします。対象となる方は、最近近視になりかけた小学生までが対象で、薬剤費は無料ですが、 患者さんの保護者の同意書が必要となり、3か月ごとに受診する、など条件がございます。診察の際に詳細をお知らせいたします。ご希望のかたはご来院ください。

■■ 高額療養費制度 (限度額適用認定証)■■

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払う額が、暦月で一定額を超えた場合に、その超えた金額が公的に支給される制度で、70歳以上の方は外来通院のみでも対象となります。 当院で白内障、硝子体などの眼科手術一般、レーザー治療、硝子体内注射などを受け、自己負担が高額になる場合は、月額の支払いに上限がある限度額適用認定証を窓口に提出していただければ低額の窓口支払いで受療が可能です。年齢、所得によって、限度額に数種類がございますので、詳しくは健康保険組合、市役所の国民健康保険の担当部署、ないしは当院窓口にてご相談ください。ただし前述の選定療養である多焦点眼内レンズの自己負担分には適応されません。

■■ コンタクトレンズ ■■

当院でも通常の眼科と同様にコンタクトレンズをお取り扱いしております。
勤務医時代の院長は、主に手術の必要な患者さまの診察をしてまいりましたが、コンタクトレンズクリニックでの兼業の診療期間も長く、専門的な対応が可能です。
日本人の約半数は近視といわれており、なかでも日本人には強度近視が多いので、その場合、屈折矯正を目的に、白内障手術をすることもあります。
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